南伊豆妻良 喰い渋りのグレ
千葉県在住。幅広い釣りを楽しみ、精力的に活動されている白澤様より釣行レポートが届いております。
…是非ご参照下さい。
釣行日:2023年1月21日
釣場:南伊豆 妻良 沖堤防
渡船:妻良 市丸 0558-67-0813
水温:16.8℃
釣果: グレ26㎝~39㎝6尾 釣友は42.8㎝をキャッチ
ロッド:ゼロサム磯 真X41.5-50 ゼロサム弾CIМ1.25-50
ゼロサム磯 競技CIМ50
ゼロサム磯 玉の柄X4-60
リール:トーナメント競技
ライン:1.75号~2号 ハリス:1.5号~1.75号 ウキ:M/00~B
寒グレ真っ盛り、週末の気圧配置を毎日気にする毎日です。
今回、6名での西伊豆釣行が決定していましたが、西風が吹く予報で釣行場所を西伊豆から南伊豆の妻良へと急遽変更しました。妻良は西風にめっぽう弱いフィールドですが、湾出口に二基の沖堤防を控え、沖堤防とビシャゴ、マナイタ、京の字は西風でも釣りができる貴重なフィールドです。
釣友とともに沖堤防へ渡礁し、私は左角、釣友は右角に釣り座をとりました。
この沖堤防は、水面までの高さがあり6mの玉網でないと取り込みが大変なのと風によるライン操作が難しくなるので、浮力Bを半遊導でタナまで沈んだらゆっくりと沈む設定で釣りを開始しました。堤防は約10m沖まで真ん中に穴の開いた捨て石が敷き詰められ、その先はダラダラとカケ下がり、20m沖では竿2本以上の深さがあり、①捨て石の切れ目と、②ビシャゴから沖へと続く根との水道、③テトラの切れ目が主なポイントになります。どのゾーンも根ズレのリスクが高く、ある程度強引にやりとりするためロッドはゼロサム磯 真X4-1.5号を使用しました。
一投目からエサ取りが活発でアイゴに三の字、イズスミ、アジやネンブツダイまで元気です。コマセの投点を少しづつずらしながらエサの返ってくるゾーンを探します。潮はゆっくりと沖から入ってくる潮で、②の潮上で仕掛けをなじませてコマセの効いているポイントへゆっくりと誘導させるのが最もサシエの回収率が高いので徹底的にそのゾーンを攻めました。わずかにラインを抑えるアタリで合わせると、左角のテトラへと強烈に走ります。強引にためて取り込むと39㎝のグレでした。
その後、水道の出口でもう一発ヒットしましたが、今度は捨て石の穴の中へと魚は猛突進、竿がこれでもかというほど曲がり込みましたがバチン!と音が聞こえるほどのラインブレイク、やはりここにはデカい魚が付いていますね。
右角に入った釣友は、大型のテトラから伸びるサラシを中心に攻めていましたが、エサ取りが多いため、テトラの隙間を果敢に攻めると強烈な引き込み、ゼロサム磯 CIМ50でゆっくりと誘導して取り込んだのは、なんと42.8㎝の立派なグレをキャッチ、
このあともう一発ヒットしましたが、テトラに持っていかれて高切れブレイク、やはりテトラには大物が付いています。
寒グレは、いっぱい釣るより、風を克服し、潮を読み、喰わすタナを見極め、エサ取りの動きを観察し、時にはリスクも受動して、一日粘って納得サイズが1匹という釣りが面白いですね。寒グレ、今が真っ盛りです。皆さんも一年で最も熱くなる寒グレを思いっきり楽しんでください。
しらさわまさき