磯釣釣行記「三重県神前浦 良型グレ連発!!」
大阪府在住で若手ながら磯釣りに対する想いは人一倍!幅広く活動されておられ、当社ロッドをご愛用、応援していますよとの嬉しいお言葉を頂いた、関 栄一様より、釣行記を寄稿頂きましたので掲載させて頂きます。ゼロサム競技タイプのインプレ、関様の使用方法も入っていますので、ロッドのご参考のひとつとなれば、是非ご参照下さい。
釣行日:平成25年2月7日
場所:三重県 神前浦(かみさきうら) 東沖磯 見江島地の先端
渡船:山王丸(さんのうまる)渡船 TEL:090-1566-2110
対象魚:グレ 天候/波/潮:曇/2m/中潮 釣果:グレ45cm他
タックル:(ロッド)ゼロサム磯 競技 TYPE5005
(リール)2500番(ライン)VARIVAS バーマックス磯 ゼロフカセスペシャル 1.75号(ハリス)VARIVAS ハードトップ 1.7号(ハリ)GRAN ジークグレ 競技フカセ 7号(ウキ)自作ウキ 4B(エサ)生オキアミ+配合
友香ちゃんは釣り歴2年で今ではすっかり磯釣りにはまってしまい、今回の釣行も「7日休みやから釣りに行こう」という誘いで行くことにしました。
今回私が使用した竿は ゼロサム競技TYPE1。
この竿の特徴は「柔らかいが粘り腰がある」というのが一番解りやすい特徴だと思います。
実際初めて使うと、大きなグレが掛かると竿の根元から曲がるような感触。この竿は、競技のような細号数のハリスを使用する場面で、尚且つ大きなグレに負けない粘り腰を必要とする時に真価が発揮できるのではないかなと思っています。ただ今回は、大きな口太グレが期待できる神前浦への釣行でしたので大事を取って、ライン・ハリスともに1.7号を使用しました。この竿から考えると少し太い目の仕掛けですが、私が思うところこの竿の一番良いところが「曲がりきってからの粘り腰」にあると思います。正直なところ私も初めてこの竿を使用したときは、その柔らかさに戸惑いを感じました…が、大きな魚を掛けた時ラインを一切出さず、竿を限界まで絞り込んだ時に発揮する粘り腰に驚きました。
さて、この日、最初にグレを掛けたのはなんと友香ちゃん。竿はゼロサム磯弾IMの1.5号で、彼女が磯釣りにハマリかけた時に私がプレゼントしました。彼女もこの竿がお気に入りだそうで、別売りのバランサーを自分で購入して使いやすいように工夫しています。最初に釣れたのは釣座から離れ磯のチカラとの間にできる潮目の中からの35cmの丸々と太った尾長グレでした。
数枚追加したあと、本命の東に流れる潮が本流となって仕掛けが一気に左の釣座の前まで流されるようになり少々釣りにくくなってきました。それを見て友香ちゃんはバッカンを持って、磯の裏側のワンコになったポイントに移動…そこから驚くことにしばらく彼女が入れ食い!!になり、1投目から立て続けに45、44、44cmと40オーバーを3連発!
私のほうは早すぎる本流に手を焼いていました。
そこで作戦変更、4B負荷のウキにガン玉4Bとさらに2Bを追加して沈めて止めておく釣りに変更します。それでも勢いのある本流に流されて、足元から50mほど沖の潮目の中…そこでアタリ!!スプールから糸が一気に弾き出され、上がってきたのは何度も強い締め込みを見せた38cmの尾長グレ、竿の弾力を利用し糸を出さずに一気に足元まで寄せて取り込みました。
その後、大きなグレに狙いを定め、さらにガン玉を追加してなるべく際に仕掛けを貼り付けるように止めておく…数投後、竿先にモゾモゾと大型口太特有の小さいアタリをとらえ、タイミングをみてアワセを入れる!
この竿では大きなグレを有利に取り込む為に一つ気をつけていることがあるのですが、アワセた直後から、竿尻を魚のほうに真っ直ぐ向けるくらいの気持ちでしっかり曲げこむことが大事なように私は思っています。
魚の重さを竿の胴で受けるのではなく、竿全体を弓なりに曲げてそこからためらわずに一気に浮かす…この時、釣人側の想像以上に竿が起き上がってくるのが早いので、リーリングは素早く行いたい。
解りやすい言い方をすると、難しいことは考えずただひたすらゴリ巻きでOKで、大きなグレほどそのようなやり取りが有効で、ハリスは1.7号とやや心細い感じもするが竿をそのように曲げこむとハリスやラインの強度を最大限に活かすことができると思う。もちろんラインやハリスの傷や劣化には常に注意を払いたい。
そのようにして浮かせたグレは狙い通り!の45cmの口太グレ、その後同じ方法で40cmまでを尾長交じりで仕留め、この日の私の釣果は全部で11枚のうち2枚が40オーバー。裏で釣りをしていた友香ちゃんも、40オーバー3枚を含む写真の左7枚の釣果でした!!