常滑港でチヌ釣り
身近な波止釣りを目一杯楽しまれる名人。当社T&Aの中村輝夫氏より、今回は常滑港に釣行。
是非ご参照下さい。
釣行日:平成30年5月
場所:常滑港
渡船:- TEL:-
対象魚:チヌ 天候/波/潮:-/-/-
釣果:チヌ1枚
タックル:(ロッド)INGRAM チヌ IM 1.25号530
釣行記:
日間賀島波止釣友会恒例の年に1回の親睦クロダイ釣り会が今年もおこなわれました。
ですが、今年の愛知県南知多では、狙いのクロダイが居ません。乗っ込みもありませんでした。
よってクロダイが釣れない年となってしまっています。
予定していた日間賀島久渕の沖堤への釣行を今年も計画してみましたが、日間賀島の海上タクシーの船長いわく堤防に釣り人が入っていないし、堤防周りにホンダワラが密生していて釣りにならないようです。
さて、こんな事で、年に1度の親睦会を止めるのは辛いのもあり、とりあえず連絡後集まる事にした。
5月某日、親睦会当日は残念ながら悪天候となってしまい、前日の低気圧が去った後は当然ながら必ず付いてくる季節風が強い。北西の風10m~12m予想。
そんな日に竿を出せるところと言えば、ホームグランドの『 常滑港 』しか出てこない。そして出席者に連絡して今年の釣り会を開く事にした。
午前6時過ぎ駐車場にて待ち合わせ、一陣が集まったのは7名、後遅れて3名が到着する予定だ。強風だったのが幸いしたのか堤防には釣り人がいない。
釣り場は防風林前。各自ポイントに散らばりフカセ釣りの準備に入ったが、私だけダンゴ釣りでスタートする予定である。
コマセを作った後はタックル準備とした、竿は愛用のNISSINイングラムチヌIM1.25号5.3mを使用した。
フカセ釣り派は、すでに釣りを開始していた。常滑港初挑戦が多いメンバー達は声をそろえて、こんな強風でもここなら竿が出せてすごいと驚いていた。
後は狙いのクロダイが釣れるといいのだが、その1枚を狙ってコマセを打ち続ける。私もダンゴを投入して何とかクロダイを集めたい。
釣り開始してから1時間後、後から来た3名が揃い堤防は賑やかになったが、未だ誰一人として竿が曲がらず厳しい状況だ。
乗っ込みも無かった常滑港、今年のクロダイは絶対数が少なすぎる事もありクロダイ釣り師はさぞ苦戦すること間違いなしだ。
さて釣り開始してからすでに4時間が経っていたが、まだ反応は出ないままだ。これではいかんなぁ~と思っていた時、
右隣で竿を出していた服部さんの竿が大きく曲がった。かなりの引き込みだ、ドラグ音も響き良型がヒットしたようだ。タモ網を準備して向かった時、なんとハリス切れで痛恨のバラシとなってしまった。少々強引なやり取りが勝敗を分けた様だ。バラした瞬間服部さんは大きく落ち込んでしまった。
だが、この竿曲がりで常滑港のクロダイはいると少しだけだが、光がさして来たので、他のメンバーにもやる気が出て来たもようだ。
しばらくしてお昼を回った頃なんと、とうとう私のウキが動いた。これは、前アタリか?、ハワセているので根に振れただけなのか?と色々頭の中に映像が浮かんだが、そんな時またしてもぴょこんと波紋が出たのだ。このアタリまでなん時間かかった事か、竿尻を持ち次の反応に対処できるよう準備していた時、そのウキがスーッと海中に消えた。
この海中に沈んで行くウキを見ながら、アタリを見逃す事無くアワセを入れると、竿先は頭上で止まりその先には生命反応がバッチリだ。引き込みはクロダイに間違いない様だが、ドラグを鳴らすような強い引き込みは残念ながら来ないまま浮かせる事が出来た。浮いた銀鱗を一目見ようとメンバー全員が集まってきて、タモ網まで出してくれて見事ゲットできた。
型は31㎝と小型だったが、姿が見れたことに感謝したい。満潮時間にまったく反応が出ず、ど干潮に何らかの反応が出る常滑港は、上げ潮釣行がいい様だと自己判断。
この1尾で再度やる気が出たメンバー達、すると、ウキにアタリが出たのだろうか、ビシッと竿を上げる音が出だした。何らかの反応がみんなのウキに出だしたようだ。
左の方向を見ると少し離れていたメンバーの竿が大きく曲がっている、もしや良型のクロダイかと思いすぐさま現場に直行。しばらく海面を見ていると長いものが見えた。残念クロダイではなくボラ。
だがこのボラがデカすぎる有に70㎝超えだ、タモ網にも入る事が出来ないような大物だったが、タモ網2本で2人掛かりで何とかボラを上げてみな驚くしかなかった。
その後も頑張って竿を出していたが、あまりにもアタリが出ないので、精神的にまいりここで納竿とした。
最後に全員で堤防の清掃をして、来た時より綺麗にして終了。次回集まる時は、7月の落とし込み釣り大会だ。この頃にはクロダイが釣れると良いなぁ~と話、解散とした。
なかむら てるお
…ご寄稿ありがとうございました。
せっかくの親睦クロダイ釣り会も厳しい釣果でしたね。
また、釣果情報おまちしておりますね。
(開発部 高木)