愛知県常滑港で良型チヌを愉しむ
身近な波止釣りを目一杯楽しまれる名人。当社T&Aの中村輝夫氏より、釣行レポートが届いております。
是非ご参照下さい。
竿・・・・・イングラムIM 1.25号 5.3m
タモ・・・・CLOSE UP玉の柄 C-Ⅱ
柄杓・・・・ZEOSUM磯 X4 ひしゃく T-L 750
日中がだんだん暖かさを増してきた今日この頃、ですがまだまだ朝と夕方は寒さが勝っているので寒さ対策をしての釣行が必要となっている。
今回はまだ攻めていない釣り公園護岸に標準を合わせての釣行とした。場所取りもあり午前5時には現地入りしてみたのはいいが、急に風が強くなり出してしまった。せっかくフカセ釣りの準備をしてここまで来たが、竿が出せない状況となってきた為諦めるしかなくこの場を見切っていつもの堤防へ移動とした。
4月某日、海水温12℃ 北西の風8m程ここなら竿が出せるポイントがここにはある。
さっそく準備に入り、まずはフカセ用のコマセからダンゴを10ヶ作り先にポイントに投入しておく。この方法がポイント釣法と言う。
次にタックル準備に入った。すべてが出来上がったのでタナ取りを実行。5投目で完了したためここから本格的にフカセ釣りが始まった。潮の流れから投入点は左側に投入。エサが底まで到達する頃には先投入したコマセ近くにエサを流すようにする。その間に柄杓にて7~8発打ち込んで2層のコマセの中でチヌを狙い撃ちとしたいものだ。今回のコマセは比重のある為ウキがなじむまでに付けエサと同調すれば必ず来そうな気がしてウキを見つめる。
ところが3時間4時間と反応がないまま時間だけが過ぎて行き朝方のジアイは遠のいてしまったが、お昼に近付けばジアイが来る事を願って再度コマセを打ち続ける。そして竿出しから6時間後、やっと本日初となるアタリが突然出た。手持ちにしていた為反射的にアワセを入れるといきなりのパワー全開で強烈な引き込みを味わう事に・・・ボラか?いや!クンクンと竿を叩くのでチヌっぽい!強い引き込みはイングラムの比ではない徐々に浮かせるとしっかり見えた姿はまさに良型チヌの姿があった。差し出したタモ網に収まったのは45㎝。これで今回もボーズはまぬがれた。
1枚釣れると今までの緊張感が和らぎ心に余裕が出来て気分がとても良くなるのでこの瞬間がとてもいいものですね。
もう1枚を狙ってコマセを打ち込みます。やり取りに時間が掛かった為か場荒れしたようで次のアタリが出ません。午後3時過ぎ待望のアタリが出ました。
一気に沈んだウキを見てから大きくアワセを入れるとこれもかなりのパワーで竿が弧を描きます。
そしてしばらくの間強いパワーで引き込みを楽しませてもらった所で浮かせに入ると海中でキラリと見えた姿は良型チヌの姿でした。
本日2度目の差し出したタモ網に収まったチヌは47㎝の良型。
本日は良型チヌ40㎝アップを2枚も上がったのには驚きである。そしてコマセが切れた事もありここで納竿としました。
最後はお決まりでコマセで汚してしまった釣り座(堤防)をほうきで掃いて奇麗に後は海水を掛けて流す。これはフカセ釣りをする方は必ずすべきマナーです。すべてのフカセ釣りファンの方へ来た時よりも奇麗にして終わりたいものですね。
なかむらてるお