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愛知県常滑港、チヌ

2021/06/28 カテゴリ: 波止釣/その他釣行記

身近な波止釣りを目一杯楽しまれる名人。当社T&Aの中村輝夫氏より、釣行レポートが届いております。

是非ご参照下さい。

竿・・・・・イングラムIM 1.25号 5.3m

タモ・・・・CLOSE UP玉の柄 C-Ⅱ

柄杓・・・・ZEOSUM磯 X4 ひしゃく T-L 750

そろそろ南知多もいい頃だと思い豊浜に出掛けてみたが、見事にボーズを喰らい次のお休みはやはり常滑港しかないという事になってしまった。
そして5月某日 午前6時常滑港へ向けて車を走らせた。20分後駐車場に到着するとなんと車だらけだ、いったい何があったというのだろうか、いつもより遠い所だが、なんとか車を止める所が見つかり胸をなでおろした。
荷物をカートに積み込み普段より歩く距離が多くなるが仕方がない。やっと堤防に付いた時顔見知りの常連さんの情報によると2日程前に先端付近で71㎝のヒラメが上がったとの事、その後マゴチが1~2匹釣れていたようだ。この情報が流れて今ルアーマンが大勢来ていると教えてくれた。

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釣り人が多いのはいいが、私の釣り座があるのかが心配しつつ先端が見える所まで来ると、への字から先端にかけて三蜜になる程のルアーマンがひしめき合っているではないか。1枚のヒラメ情報がこれだけのルアーマンを動かすとは恐るべき常滑港である。

そんなこんなで時間が経てば必ず帰る釣り人(ルアーマン)がいると思うので、釣り座を決める前にダンゴ作りからスタートとした。

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ようやく2時間程した時、7~8人のルアーマン達が動き出し帰り支度をしているのだ。そして私が入れるだけのスペースが空いたので本日はそこを釣り座とし、ダンゴを20ヶ程先打ちしてステージ作りから始めた。時間はすでに午前9時を回っていたがなんとかしたい。
タナ合わせも終わって釣り開始。ステージは出来ているはず、この舞台に早くチヌが乗ってくれる事を願ってダンゴを投入しるが、2時間頑張ったがアタリは出ない。後少しでジアイが来ると読んでいるのでなんとか1枚釣りたいものである。今の潮の流れは左から右へと流れて行くのでもうしばらくの我慢だ。この流れが右から左へと流れだした時こそジアイが来そうな雰囲気が見える。そして待つ事1時間。やっと右から左へとウキが動いた。はたしてジアイは来るのか?そんな時、かすかにウキが動いた。前ぶれらしい動きだ、そしてその直後とうとう待ちに待ったアタリが出たのだ。ツンアタリの前アタリが出たのを確認して、慌てて竿尻を持ち本アタリが出るまで耐える事1~2分。ウキがスーッと海中に沈んだ。『もらったぁ~!』と、
声を出しながらアワセを入れるとグイグイと強いパワーで竿が曲がった。
何日振りのチヌからの引き込みだ。ここは時間を掛けて引きを楽しんでゆっくり浮かせその後タモ網を差し出した。だが、なんと言う事だ!
タモ網に入る寸前に針ハズレで痛恨のバラシ。隣りの方が『エッ!』と驚いていた。いやぁ~遊び過ぎたわぁ~としか言いようがなかった。30㎝オーバーだったのでとても残念で仕方がないが、腕を過信した自分に反省の文字が浮かんだ。
気を取り直して再度釣り開始。まだジアイは続いていると信じてダンゴを打ち込むが、バラした後は中々、厳しいものがある。
ダンゴも残り少なくなりだした午後4時過ぎ。なんとここでアタリが再度飛び出たではないか。ちょうどタナ取り調整をしての1投目だ。ダンゴが割れた後スーッとウキが海中に消えて行くアタリだ。こんないいアタリを見逃す事無く、大きくアワセを入れると強い引き込みに変わった。前回のようにバレないよう2度アワセを喰らわしガッチリ口元に掛けた。先程同様中々の引き込みを味わいながら早々浮かせに入った。今回は遊ばずにタモ網を差し出した。すんなりタモ網に収まりなんとか1枚ゲット出来たので今回も常滑港ではボーズはまぬがれた。ちょうど30㎝のチヌが堤防に上がった。そしてこれを上がりチヌとして本日はこれにて終了とした。

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写真を撮り終えたところでまた次回遊んで下さいと祈りリリースとし納竿とした。
最後に散らばったコマセは、ほうきで掃いて片付けた後堤防に海水を流して来た時より綺麗にしてすべてが終了とした。


なかむらてるお