豊浜新堤、長竿でのメバル狙い
身近な波止釣りを目一杯楽しまれる名人。当社T&Aの中村輝夫氏より、釣行レポートが届いております。
是非ご参照下さい。
竿・・・・・ロングレンジメバル輝
2022年に入ってからチヌ狙いで11回も釣行したにもかかわらず未だチヌを1枚も釣れずじまいと言う最悪な年だ。1月も終わり2月に入って何とかしたいものだが、常滑港海水温8.4度ではいささか無理と判断。
そこで今回は久しぶりに風が弱い休みとなったので、またしても豊浜新堤のメバル狙いで釣行しよう。
2月8日前日にモエビを購入して準備万端。午前4時30分豊浜新堤に向けて車を走らせた。相変わらず釣り桟橋には釣り人がびっしり混雑している。平日という事もあって釣り人はほぼほぼ年配の方が多いがその桟橋を横目に見て通過。正面のフェンスに到着だ。3名の長竿ファンがすでに竿を出していたので空いているところを本日の釣り座とした。
竿はロングレンジメバル輝11mの長竿。その竿先にはケミホタル37を取り付け、道糸と幹糸の間にはケミホタル25を取り付けた。仕掛けは自作3本バリ胴突き仕掛けだ。付けエサはモエビを使用し仕掛けの下にオモリ1号を取り付けて完成。モエビは尾羽をカットして2関節目で針先を出しまっすぐにして完了。
仕掛けを沖目いっぱいに振り込み重りを底に着いたら、根掛に注意しながら誘い本日は大潮という事で朝マズメの釣としては最高のメバル潮だが、何故か投入してから30分以上っ経過したもののアタリは出ない。
そして午前6時になった時本日初アタリが竿先に来た!
竿先を持ち込むまで待ってからゆっくり竿を立てたが、引き込みが小さい小メバルが針掛してきた。1匹掛かったという事はジアイに入ったとみて、ここは手返しよくモエビを付けたいが、老眼の身となっている為針先が思うようにモエビに刺さらないのがイラついて仕方がない。そんなこんなで2回目のアタリ小さいメバル君針を加えていた。
再度エビを新鮮なものに変更、何とか付けなおして投入。
1度誘いを入れた時、竿先がそもまま沈んでいく…
「えっ!」深いところがあったかと思ったが、これがアタリであった。ゆっくり竿を立てるがかなりの良型か、引き込みが強い。メバルではないような引きなのでグレかもしれないと思いここは慎重なやり取りが始まった。
徐々に浮かせながらも無理はしない。ラインを手にするまでがとても長い時間に思えて仕方がない。
やっとラインを手にしてここから再度慎重に手繰り寄せなければならない。途中で1回でも暴れたら0.6号のハリスは一発で切れてしまう。慎重に慎重にと寒い日でもこの時ばかりは冷や汗ものだ。そしてとうとうその姿が、見えた。良型のメバルであった。やっと手にしたのは良型23㎝が上がった。もう1尾釣り上げて両手に花ともくろんですぐに投入。
東の空があかみをさして来ると周りはハッキリ見えだして来た、あ~っ!もうジアイは終了かと思いながらも諦めず投入。2度ほど誘いを掛けた時なんとプチッ!と竿先が揺れた。まだ食ってくると竿を固定して本アタリを待っているとククーッと竿先が入った。そして4回目のアタリが出た。だが残念小型のメバルだ。
これが最後のアタリかもと弱気になったが、この1投を最後にと思いモエビを3匹取り換え沖目いっぱいに振り込込んだ。3度4度と誘いを入れてはみるが反応が全く無い。やはりとうとう終わってしまった。ジアイの時間は8分間。本日は4回しか出なかったアタリだったが、1匹の良型とは情けないものだ。
次回再度風が弱ければ再度挑戦したい豊浜新堤であった。
なかむらてるお