清掃活動、落し込み釣り大会 | (株)宇崎日新(NISSIN)| 磯・船・渓流などの釣り竿の製造販売 アレス(ARES)| エギング・アジング・ジギング ルアーロッドの製造・販売

清掃活動、落し込み釣り大会

2010/07/04 カテゴリ: 大会報告波止釣/その他

中村輝夫氏より落し込み釣大会の模様のレポートを届いております。是非ご参照下さい。

釣行日:平成22年7月4日

場所:日間賀島西港

釣行記:クラブ恒例の『チヌ落とし込み釣り大会』が愛知県南知多町の日間賀島西港で開催されました。私達の釣りクラブは今年で丸十年を迎え節目の年でもあり、会員の盛り上がり方は格別な思いがある事だろう。今回で8回目(正式大会)となる大会で連覇を狙う会員、今年こそはと秘策を持つ会員・・さて!栄えある栄冠を手にするのはいったい誰になるのだろう?

因みに・・・わたくしは1度も優勝経験はありません・・・情けなやぁ!!

7月4日午前6時師崎港(定期船乗り場)に集結した計20名で海上タクシーいそなぎを利用して本日の決戦場所「日間賀島西港」を目指しました。到着後、スタート合図があり大会開始。今回は我こそ優勝!(私もその一人です)と意気込み各自目指すポインへと散らばり戦いは始まります。さてこの私はと言うとニッシンさんから・・・(毎年ですが)今回は優勝ですか?とプレッシャーを掛けられている為、この大会はいつもピリピリです。ですから今回数度の事前釣行をする気合の入れようです。で、今までの実績ポイント、潮の動きなどを分析した上で(そんなことしなくてもいいんですが・・)選んだのが旧堤・・・通称「チビ堤」だ!。(何もしなくてもここしかありません)全員足早にポイントへ向かいます。船を降りた瞬間からすでにみなライバルなのでしょうか?勝負魂が強いのでしょうか?でもみな笑顔です。表面は・・でも心の中では・・(早く1匹のクロダイを釣り上げプレッシャーを掛けたいのが本音なんでしょうが!)

さて私も早速タックル準備に取り掛かろう、もちろんエサはカラス貝1本。エサを付け準備万端、さっそく狙いの1投目はもちろん先端部。良い事に前回釣行よりワカメの張り出しが少ない、そこで堤防下周り(堤防際)を見たんですがチヌの平打ちは無く、そんでもってまったく姿すら見えない状態。朝一は必ず見えるんですが・・されど私は落とし込み開始です。数秒後目印(3m)が全て沈みそのまま道糸まで沈ませるんです・・・こんな(上中層にいない)時は底まで落としてやるといいんですね。当日は約6m強のラインを出し潮に流してやる方法です。(根掛かりはしますよ)

するとするとなんと小さな初アタリ・・『コツコツ』と、竿先が震えたんですよ。このアタリが今の西港での前アタリなのです。ここで合わせるとまず針掛りしない。そう!イカダ釣りをしている感覚なのですよ。本アタリの『コツン!』と来るまでここは辛抱しましょう。そんな時待望の本アタリ・・・絵に描いたような『コツン!』が出たからここで、アワセを大きく入れます。するとバッチリのタイミングで針掛り。いきなり竿が弧を描きました。開始投入後約5分でヒットです!私もこんな事は7大会1度も経験がなく、いまだかつて無いことに遭遇しているんです。慎重にそして慎重にまずは36が顔を出しました。この時点では優勝の2文字が・・・(ん!な訳ないか?)頭の中にインプットされました。だが36では、優勝圏内としては不安材料ですよね。すぐに仕掛けを点検したのち再度流してみるとここでまたいきなり『コツン!』と明快なアタリが出たので(竿は輝鱗です)反射的に沖側にはらう様に腕を伸ばしました。なんとまぐれまぐれの同サイズを追加です。2枚目を釣り上げ気分は最高潮。メンバーにプレッシャーを与えた事は言うまでもないんです。と思っていた時、な・な・なんと赤堤で竿を出しているメンバーの竿が大きく曲がっるではないですか・・上がったチヌのサイズは私以上のように見えたからさぁ大変!負けじと再度竿を出そうとしますがチビ堤にはいつの間にか10名の会員が竿を出しているから落とし込むポイントが無い程混み合っているんです。(釣れた所には人が集まる・・鉄則ですね)何とか隙間に仕掛けを落とし潮に流しながら先端まで来ましたがここでは反応は無く、仕掛けを回収。今度は内側にて底を流し先端周りに仕掛けが流れるよう操作した時だ!ななななんと『ガツン』と竿先をたたく大きなアタリが・・ここは間髪いれず瞬殺アワセを入れたんです。するとこれがすさまじいパワーの締め込みで竿を曲げるんですよ、確実に良型のチヌと分かります。これを取れば優勝に一歩近ずくから大事に取り込まなくてはならないのですが相手もフルパワーで逃げようと必死なのが伝わります。穴の中に逃げようとするのを阻止するのがやっとで、ラインを出したら穴の中、無理に耐えるとハリス切れ、メンバーからはバレろコールの嵐・・・このギリギリのところで数度の締め込みに耐えに耐えた結果、玉の柄に納まったのが天の恵み55の見事なチヌ。これで今年の大会優勝が見えてきました!?

その後、目の前でメンバーが40アップ、また別で赤堤の堤防でメンバーの竿が曲がるもこれまた55には届いていない…そして午後12時待ちに待った大会終了の合図。日間賀島波止釣友会発足10年目の節目で優勝出来た事は大変嬉しいです。また今回の大会は数多くのチヌをキープしており大盛況のもと無事終了。みなさんお疲れ様でした。

尚大会の上位結果は次の通り(敬称略)・・・1匹の長寸です。

優勝 中村 輝夫 55 大会新

準優勝 鈴木 泰成 43

三位 山村 敏幸 40

また、大会終了後、日間賀島波止釣友会のメインイベントでもある清掃活動を行いました。年2回のこの清掃活動も10年を迎え、少しでも日間賀島のゴミが少なくなるように活動しています。殆どが私達釣り人が残したゴミの収集です。大勢の釣り人が気持ちよく堤防で遊べるようになりたいですね。

島民の方のご協力もあり前に比べると堤防のゴミは少なかったです。でも1番目立つのは・・・ペットボトル、缶ビールですね。みなさん堤防はゴミ箱ではありません。ゴミ放置で釣禁止なんかにならないようにする為にも、持ってきたものは必ず持ち帰りましょう。

テスター なかむらてるお

…大会優勝おめでとうございます、また釣場の清掃活動お疲れ様でした!全体的にも状況も良かったようで好調のようですね皆様も良い釣りを!