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熊本県でチヌ快釣!

2009/10/18 カテゴリ: 波止釣/その他釣行記

熊本県在住の浦崎嘉晴様より、当社ゼロサムシリーズのファンでゼロサム鱗、ゼロサム弾、ゼロサム磯玉を愛用、どれも満足のいく製品で釣行の際の心強い相棒として活躍中!今後も良い製品が出るのを楽しみにしていますので、良いロッド作り頑張って下さい。との嬉しいお言葉とそれに合わせ、チヌ釣りに行き、ゼロサム鱗を使って良い釣果に恵まれました!との釣行記をご寄稿頂きましたので掲載させて頂きます。是非ご参照下さい。

釣行日:平成21年10月18日

釣行場所:熊本県天草郡苓北町 西川内漁港

潮:大潮 満潮7:43(339)/19:41(335)干潮1:26(42)/13:44(77)

釣果:チヌ3848cm 6枚 バリ48cm前後 4枚

タックル:(竿)ゼロサム鱗 1号530

釣行記:熊本県天草郡苓北町にある西川内漁港へ釣行してきました。この時期は手の平30cm程度と小型の数釣りがメインとなりますが、このポイントは9月末11月中旬くらいまでが好調で平均サイズが40cm前後と型も良く、筆者もこの時期に48cmまでを獲っており大型の実績も十分。また、この時期のチヌは元気いっぱいでクラス以上の引きを堪能させてくれるのも魅力であり、身近な堤防で十分に楽しむことが出来ることから、筆者もこの時期に足を運ぶことが多いポイントの一つです。

うらさきよしはる

…ご寄稿ありがとうございました。当社商品をお気に入り頂いております事、またご期待を頂いております事、誠にありがとうございます。大変励まされ、心強く感じております。今後共、何卒皆様にもご応援頂きます様、よろしくお願い申し上げます。



暗いうちにポイントに到着してマキエを作る為に海水を汲んでみると、前日からのシケの影響か水温が思った以上に冷たくなっており、厳しい状況が予想されます。遠投する必要もなく竿2本先がポイントになります。また、このポイントの特徴は満潮時で水深が57m程度ありますが良型のチヌも23ヒロと浅ダナで食ってくるので、底まで効くマキエは必要なく、浮いてきたチヌを釘付けにする為に上層から中層で効く集魚剤を使用しました。

仕掛けは、感度の良い立ちウキを使用した固定・半誘導仕掛けを使用することにしましたが、左からかなりの強風が吹いており、ウキのトップを水面から出していると風の影響を受け易くなり、ツケエがコマセの層から外れ易くなってしまいます。そこで、ガン玉を打つことでツケエが付いている状態でトップが水面ギリギリになるように調整します。

使用したロッドはゼロサム鱗153で13番はチヌに違和感なくツケエを食わせる繊細さを持っていながら45番はチヌ竿には思えない様な反発力を秘めており、矯めると勝手に魚を浮かせてくれるパワーも持っているので、この時期の元気いっぱいの大型チヌにも安心してやり取りが出来るので愛用しています。

周辺が明るくなった6時頃から15分程度、マキエを撒いてみるも足元ににコッパグロが群れていますが、水温が下がった影響なのか?活性が低く沖に出て行く気配はありません。

一投目に仕掛けを投入し、ウキを囲む用に5杯のマキエを投入して流してみると餌を取られる気配もありません。1020秒位の感覚で持ち上げて落とすといった誘いを入れながら流していくと、バチバチっと勢い良くラインが弾き出されて合わせを入れると鱗が弧を描いて曲がります。マズマズのサイズに間違いありませんが、矯めるとあっという間に水面を割って出てきたのは本命である40cmのチヌでした。それからコンスタントにアタリがあり、この時点で4547cm2枚のチヌをGET。しかし、相変わらずエサ取りの気配すら無く、12投毎にエサの付け方や仕掛、タナに変化をつけながら反応がある場所を探っていくとアタリがあればチヌといった感じで「寒チヌ」を思わせる様な状態です。しかし、大型のチヌ程「針ハズレ」によるバラシが多い為にアタリがあってもツケエを完全に飲ませ、ラインが完全に走ってからアワセを入れますが、掛かったチヌはどれも「唇1枚」とかなり食いが渋いようです。

7時頃、ウキがゆっくりと入っていったと思いきや、バチバチっ!!とラインが弾き出されました!先程までの魚とは引きの強さが全然違います。バットまで曲がり込んだ姿はパールホワイトのカラーが秋晴れの青空に映え、曲げている私はもちろん、ギャラリーの目にも美しさの感動を与えてくれます。それと同時に矯めているだけで魚をグイグイと引き寄せてくるパワーは、魚に主導権を与えません。そして水面を割ったと同時にゼロサムのタモの柄でフィニッシュ。ゼロサムのタモの柄は「軽さ」「スムーズな伸び」「張りの強さ」と三拍子揃っており、ストレスを感じさせずに取り込むことが出来ます。タモに収まったのはこの日最高の48cmの元気の良いチヌでした。それから間も無く、会心のアタリがあり水面まで引き寄せたのは50センチをはるかに超えるパワー満点の本命、しかしタモ入れ直前での針ハズレでのバラシと悔やまれます。

しばらく沈黙が続き、8時を過ぎると何らかの小さいアタリが出るようになりました。ウキが5センチくらい入ったところでアワセを入れると強烈に突っ込む引きで、鱗がきれいな弧を描きます。しかし、矯めていると驚く程あっさり魚が浮いてきます。魚も何度となく抵抗を繰り返しますが観念して浮いてきたのは、外道である40cmクラスのバリです。このクラスの良型バリの強烈な突っ込みも胴でしっかり吸収してあっさりと浮かせるパワーの強さはチヌ竿というよりもグレ竿を感じさせてくれ、今シーズンのクロ釣りでも試してみたい1本です。その後も同じ型のバリと38cmと39cmのチヌに引きを楽しませてもらって10時に納干としました。

今回の釣行では西川内漁港の魚影の濃さと圧倒的なパワーで主導権を渡さず、安心してやり取りが出来るゼロサム鱗の持つポテンシャルの高さを十分に感じさせてくれました。

また、チヌ以外にも口太などもへの可能性も十分に秘めたロッドであり、これからのシーズン使うのが楽しみです。

これからも、良い製品が開発されていくのを楽しみにしています。