神子元アンドロにて ゼロサム磯競技
青田テスターより、神子元アンドロでの釣行レポートが届いております。はたして状況は?…是非ご参照下さい。釣行日:平成21年6月13日
釣行場所:神子元 アンドロ
対象魚:グレ
タックル:(竿)ゼロサム磯 競技TYPE-500
釣行記:6月13日に今年2回目となる神子元に釣行してきた。12日夕刻の7時半に、わがクラブAFGのメンバー3人を連れて大阪を出発。阪神高速から近畿道経由で名神をひた走る。沼津で東名を降りて、下道は私が運転をする。殆んど休憩なしに走ったので、下田港前のファミレスの待ち合わせ時間より約1時間早く付いた。ここで関東組の3人と合流して、車3台で手石港に向かった。
港に着くとかなりの釣り人がいる。ここの渡船は初めてなので勝手が分からない。兎も角荷物を積み込んで乗船!他の客4人と全員で今回は名礁アンドロに上がった。
私はまず磯を回ってメンバーに各ポイントを指示してから、ゆっくりと仕掛けの準備に掛かった。
この場所はレギュラーサイズが35cmくらいで、時に50cmを越える尾長も釣れることがある、そこで今回チョイスした竿は、ゼロサム磯 競技タイプ500。そのくらいのサイズなら、この竿のポテンシャルでは、相手にとって不足はない。
釣り座だが、渡船が着いたところに構えた。右からのサラシと左からのサラシがぶつかって、丁度ポケットのようなところが有った。マキエを撒いてみると散らばらずに、ゆっくりと沈んでいっている。
まずマキエを3杯ほど撒いて、0号のウキを使ったスルスル仕掛けを投入。
ハリスはとりあえず1.75号だ。仕掛けが馴染んで、潮受けゴムがわずかに沈んでいく時ウキに反応が出た。しかし入っていくスピードがかなり遅い。1m位入ったところでそっと聞いてみた。途端に一気に道糸を引き出して行った。結構重量感がある。まず40cmは越えていると直感した。よく引いたがこの竿のもつ柔軟性が、魚の引きを殆んど吸収してしまう。思ったより簡単に寄ってきた…が、磯際でウキが水面を切ったところで、竿がむなしく跳ね上がった。
ハリスを点検すると合わせが遅かったようで、チモト切れしていた。そこでハリをネムリタイプ7号を括って、また同じポイントに仕掛けを投入した…これも同じようなウキの入り方をする。今度は少し早い目に道糸を張ってみると。、これもバチバチ!!とラインを引き出していった。明らかに前の魚とは大きさが違う。少し遣り取りをするが、割と早く魚が磯際に寄ってきた。ウキが上がって完全に魚が見えた。これは50cmをゆうに越える尾長だ。
もう取れたと思った瞬間に、残念無念竿が跳ね上がった!
ハリスを点検するとチモトではなくて、ハリ上30cmのところに2箇所傷があった。どうも馴染む前に、フグかウスバに噛まれていたんだと思う。しかしこの竿のポテンシャルは凄い。このサイズのグレでさえ、見た目の細さでは考えられないパワーと余裕を残しているのを感じた。
それからは当たりが途絶えたので、ハリスを1.5号に落としてみた。
すこしするとイサキの入れ食いになってきた。型は30cmほどで、たまに35cmほどのも来る。兎も角毎投釣れるので、全部引き抜いた。
それでもほんのたまにグレも釣れて来る。型はここのレギュラーサイズの35cm強くらいだ。
2枚釣ったところで、ハリスを1.25号に替えてみた。 これで39cmを掛けたが、全く不安なくため切る事出来た。
もしかしたらもっと大きいのが来るかもと思って、またハリスを1.5号に戻した。
これが正解だった。25m位遠投して流していた浮きが見えなくなった。道糸をすかさず張ると、竿まで来る当たりがきた。二度ほど竿をシャクって完全にフッキングさせてポンピングに掛かる。
魚が遠いので、かなり強引に寄せてきた。 近くまで来るとかなりよく引いてくれる。
慎重に浮かせて掬うと、今日一番の尾長だった。この魚は氷詰めでしまった後でも実寸42cm有ったので、多分つった時は43cm以上あったかもしれない。結局35強から42cm5枚を釣ったところで、残念ながら納竿の時間。イサキは良く釣れ、今回は35cm前後まで30枚以上を上げていた。
同行者の方だが今回の釣行では、全員が35cm以上のグレを数枚釣っていた。特筆は、まだ25cm以上釣った事がない初心者2人の山崎君ととおるクンが、共に40cmジャストを釣った事だ。一挙に15cmの記録更新!!となった。 彼らの嬉しそうな顔を見ると、一緒に行ってよかったなとしみじみ思ってしまう。まして二人とも、宇崎日新の竿である、迅と弾のユーザーになって居るので、私の嬉しさは倍増だった。
私は、今回で4回目の神子元だったが、改めてこのアンドロという磯の底力を見て取れた気がする。
使いうちのもう一度この磯に行って釣りがしたい。
テスターあおたさとし
…ご寄稿ありがとうございました。