メバル釣行「日間賀島西港…さて今シーズンは?」
身近な波止釣りを目一杯楽しまれる名人。テスター中村輝夫氏より、日間賀島西港 にてクラブの清掃活動とメバル釣りのレポートが届いております。是非ご参照下さい。
釣行場所:愛知県 日間賀島西港
タックル:(ロッド)ロングレンジメバル輝11m(1110)
釣行記:NISSINファンの皆様こんにちは、フィールドテスターの中村です。
寒くなりましたね、寒くなれば喜ぶのはメバルファンだけですかね・・・今年こそは良型のメバルを釣り上げるぞ・・・と、いつも言い聞かせてるんですがそのたびドツボにはまってい私です。(もちろん堤防からの釣りですよ)
やっとクロダイからメバルに変わろうかと思い長竿を用意…ロングレンジメバル輝11mのお出ましです。さて、どんな釣りになることでしょ。
あっ!!! チョツトその前に・・・・紹介させてもらいます。
『日間賀島波止釣友会の清掃活動も12年目に入り毎回大勢の会員が日間賀島の堤防回りを清掃しています。その恒例になった清掃ボランティア活動が11月27日(日)午前10時より行われました。日頃魚を釣らせてもらっている堤防はいつも綺麗であって欲しいと言う願いから年2回、日間賀島周りの清掃活動をしています。』
今回も17名が参加していただき、約1時間30分西港をメインに周囲を清掃しました。この場をお借りして…日間賀島波止釣友会会員の方大変お疲れさまでした。またご参加ありがとうございました。
遠くは瀬戸市の仲間や、愛知県幸田町からも駆けつけて来てくれます。昨今マナーの悪い釣り人が多い中、我々は釣りを目的としない釣りクラブ。あくまで(日間賀島)釣り場を綺麗にする目的で結成された集まりです。今後ともこの活動は続けていきたいと思っています。
さて、そこは清掃だけで島に渡るのも少々もったいないと思いまして、有志を集め朝イチでメバル釣りを計画したんです。当然話はとんとん拍子ですんなり決まり、当日を待った訳です。
午前5時30分、まだ真っ暗ですよ・・・でもエサ店は午前3時から開いています。そのエサ店でモエビを1ハイ購入して、(400円)午前6時前、師崎港へ7名が集合しました。もちメバル釣り大好きメンバーです。朝マズメ狙いでの釣行ですからここは大盤振る舞いで海上タクシーいそなぎを利用して日間賀島西港へ向かってみたんですが・・・・・
なんと当日の西港は今まで(平日)とは違い桁違いに釣り人の多い事、多い事。通称「チビ堤」には20名程の先釣者がぎっしり竿を出していたのには驚きです。そんな混み合った所なので1級ポイントは押さえられているのは当たり前でしたね。でも7名はなんとか隙間隙間に入れさせてもらい竿出しとしたのですが・・・・今までにこんなに釣り辛いなんて事は初めての事、はたして本命メバルは釣れるのでしょうか???
さて、タックルは数ヶ月ぶりに引きずり出した長竿。道糸サンラインVハード1.25 号。ささめ針の瀬戸内メバル8号を使用した自作3本針仕掛けでオモリはナス1.5号をセット、竿先にはケミホタルを装着し、これでアタリが出ればハッキリわかります。出ればですよ。さて、モエビの尾びれをカットした所から針に刺し投入としました。
うっすら明るくなりだした午前6時20分頃メバルにとって1番のジアイなんですが・・・少し不安があり私の隣の釣り人に聞くと、「4時から竿を出しているんですがまだ1度もアタリが無いのよ・・・・」と言っちゃってくれましたね・・・・・ガァン!!
おかしい何かがおかしい今の日間賀島なんです。ア!案の定アタリも無いまま1番船が到着してしまいました。当日の潮は満潮午前7時32分・・・・今が・・・今が・・・今が!ジアイのはずなのに・・・とエサを点検すると綺麗に無くなっているではないですか、これまたエサ取りが湧いているようなんですわ。仕方が無いのでエサ取りを避けるため早く沈める事にしました。それはもう根掛かり覚悟の上です。オモリ1.5号をもう1ヶ付け3号にして投入としました。着底後仕掛けを絶えず上下して底取りをしながら潮に流していると、な・な・な・なんと「ツン」と何かの反応が竿先に届いちゃいました、本命のメバルならこの次に竿先を持ち込むアタリが出るはずですが、なんか違うんでした。ツンツン。ツンツン。と連続反応、しかし頃合いを見てここぞと思った時竿を立てると確かな生命反応が、メバルか・・?と一瞬思ったんですがやけに走り出したのでそのまま強引に竿を立てると上がってきたのは20クラスのアジでした。アジだけに抜き上げる時、口が弱いのであえなく針から外れ自ら海に帰っていっちゃいましたけど・・・
その後もアジ、アジと連続ヒット。群れがいるようでそこらじゅうで竿が曲がっていたような。
私達はアジよりメバルが釣りたい!ましてや潮止まりの今がチャンスのはずなんですが一向に本命からのアタリが出ないのだ!!そんな時メンバーの松本君の竿がいきなり大きく曲がってたんです。楽しい引き込みを味わってメバルと格闘中。「おっし!」と声が・・・堤防に上がったのは20クラスの良型。いいなぁと見とれていた時、私の竿にゴンと大きなアタリが出たんです。ここはゆっくり上げるとなんと嬉しい本命の姿が・・・こいつも20ジャスト。泣いちゃいましたね。やっとジアイが来たか・・・・と思ったのに、その後が続かない!上がって来るのは、ベラ、フグ、コッパグレばかりが針掛りです。エサ取りの猛攻にあいながらもたまに15のメバルが竿を曲げますが数も出ないので竿を持つ手は、結構疲れてきました。まだまだ海水温が高いのが原因なのかも・・・
気を取り直して、真剣に竿先を見つめていると、「ピクッ」と前アタリらしき竿の動きを捕らえたんです。竿先をそのままの位置をキープしていると、スーッと押さえこまれる本命メバルのアタリ。この素晴らしいアタリは外せません。ここはゆっくり竿を立てガッチリ針掛りさせます。すると絵に描いたように決まりました。良型らしい引き込みを長竿の曲がりが伝えています。ゆっくり海面に浮かした後、道糸を手で手繰り寄せて堤防へ上げると2匹目も20。嬉しい煮付けサイズをゲットしました。まだいると思いエサのモエビを付けなおしてすぐに投入すると今度はいきなり竿先がおじぎをしたので反射的にアワセを入れてしまったんですが嬉しい誤算で22が顔を出してくれました。
このまま連チャンモード突入か・・・・と思われた時、清掃の時間となりしぶしぶ納竿となってしまいました。そして民宿松鶴に集合して1時間30分みっちりゴミ拾いをしました。さて昼食後は自由行動。みんなで帰りの時間を午後4時と決め、再度チビ堤に釣り座を陣取り釣り開始としました。するといきなりですよ松本君の竿『彼もNISSINのロングレンジメバル輝11mを使用しています』が大きく曲がり「やっとメバルらしいアタリが出た」と言いながらゆっくり竿を立てています。海面に現れた黒い姿はまぎれもなく良型メバル23今日一番の良型でしたね。気をよくした松本君は手返しよくエサ付けし投入したんですがやはり次が来ないんでした。メバルがいても喰わないじゃなく堤防にメバルが少ないのだろうとしか思えません。観光客の釣り人にはカサゴ、海タナゴ、コッパグレなどが釣れて堤防は賑やかなんですが・・・我々みたいな長竿釣り師には残念と言うしかないでしょ・・・・
そうこうしていると、約束の午後4時となりここで納竿とし師崎港へ戻りました。
2年続いている昼メバル釣りの貧果(夜釣りは除く) ・・・しかし!今年こそは!と思いこれからもここ日間賀島西港に私は釣りに通う事でしょう。
テスター なかむらてるお
…ご寄稿ありがとうございました。これからのシーズン、今年の日間賀島はどうなのか?良いシーズンとなりますよう願っておりますね。皆様も良い釣りを!!(開発部 T)