磯釣釣行記「式根島での良型グレ狙い!!」
今回は大物狙いでのメジナ!!多彩な釣り物を狙い精力的に釣りに行っておられます白澤テスターより、釣行レポートが届いております。白澤テスターの弾や尾長のシリーズのロッドの使い分けなども、詳しくレポートに書いておられますので是非ご参考下さい。
釣行日:平成24年4月21日
場所:東京都式根島 鯛房岩西
渡船:喜久丸 TEL:0558-23-4545
対象魚:メジナ 天候/波/潮:-/-/-
釣果:メジナ46.5etc イサキ 多数
タックル:(ロッド)ゼロサム磯 弾IM V2 2号500 1.75号500
(リール)トーナメント3000(ライン)ハードコア磯3号~4号(ハリス)パワーカーボン3号~4号(ハリ)-(ウキ)タイドマスター流巧M/00B(エサ)-
釣行記:4月第一週には鵜渡根で61cmが出たとの情報を聞きつけ、今回は釣り情報にもたびたび登場する釣友の牧野氏と伊豆諸島の式根島へ釣行してきました。
式根島といえば、関東に移り住んで最も通った、往年のホームグランドでもあり、想い出のページで表紙を飾るほど熱を入れたフィールドです。
船長の進ちゃんも元気で、いつも親切にポイントと攻め方を指示してくれます。
この日は北東風が吹いてくるとの予想で、式根島でも3本の指に入る名礁の鯛房岩の西へと渡礁しました。気になるのは水温で、良型の尾長フィーバーの先週は15℃台でしたが、当日は一気に上がって20.5℃まで上昇、エサ取りの活性だけが心配です。
ロッドはもちろん、ゼロサム磯 弾V2で2号500を使用します。超ド級のマダイやフエフキ、時にはメーター近いヒラマサなど、何がヒットするかわからない離島の釣りで、ロッドの信頼度は非常に大切なファクターとなります。食いが渋いときにはハリスを2号まで落とす時もある、また5号のハリスでガチンコに勝負するときもある、信頼度を裏付けるための対応レンジの幅広さも重要になってきますが、弾V2はどこまでも曲がり込んでいき、曲がれば曲がり込むほどに、起重機のようなリフティングパワーを発揮するロッドです。下甑島ではゼロサム磯弾2号を使って62cmの尾長グレを全くラインを出さずに取り込んだ実績もあり、ゼロサム磯 尾長に匹敵するほどのパワーを持っています。私は、65cm以上の尾長を対象に6号以上の太ハリスで強引な勝負をする時はゼロサム磯 尾長をメインロッドにし、バーサタイルに攻める時は、ソリッド穂先の弾V2の2号をメインロッドとして使用します。また、一日中振り続けても疲れない軽さとバランスは、過酷な環境での釣りを余儀なくされる離島では非常に有り難く、別売のバランサー下栓を装着すると、さらに持ち重り感が軽減されます。
さて、状況でしたが、オキアミと同調、そして同じ沈下速度に設定したウキをじっくりと入れると、ラインが走る当たりが連発します!!しかし上がってくるのは、30cm前後の尾長のコッパばかりです。心配していたエサ取りの活性が高く、尾長のコッパを含めてチョウチョウ魚やタカベが跳梁跋扈しています。
離れていた潮がゆっくりと近づいて、引かれ潮となり、沖には潮目ができて泡の溜まりが伸びています。そこへ仕掛けを直接入れ、コマセは手前から引かせると、バリバリの後、ずしりとした重量感、ゆっくりとロッドの溜めを味わいながら浮かせると、良型の口太グレで、計測すると46.5cmでした。
しかしここはメジナアイランドの式根島です。やっぱり狙いは尾長グレの良型です。しかし、42cmの口太グレを追加したあと、34cm40cm近いイサキが連続でヒットする状況となってしまい、今回は残念ながら良型の尾長グレを仕留めることはできず…ただ、離島ならではの緊張感のある釣りを楽しむことはできました!!
釣友の牧野氏は、鯛房岩の超一級ポイントであるキャタツで釣りをして、まずは強烈な引きで手前から伸びる根でラインブレイクさせられる挨拶のあと、良型のイサキ祭り!!で30本近くの釣果を上げておられました。
さてさて、GW前後の伊豆におけるグレの状況ですが、黒潮が遠州灘から蛇行せずに北東に進んでいます。三宅島は黒潮の中、伊豆諸島は暖かい分岐流がさしており、水温が20℃から22℃の間で推移すると思います。エサ取りが活発になるので、本流が通す潮の速いポイントか徹底した磯際狙いにに分があるのではないかと思います。また、嬉しい外道のイサキはこれからが本番となります。皆様の心に残る大物がヒットすることを祈っています。
テスター しらさわまさき
…ご寄稿ありがとうございます。大型はまたの機会にリベンジですね。さてもうすぐゴールデンウィーク、暖かく(暑く!?)なってきました。活動的な季節です!!…皆様も良い釣りを!(開発部 T)