磯釣釣行記「千葉県鴨川アシカ島 弾X4でグレ狙い」
多彩な釣り物を狙い精力的に釣りに行っておられます白澤テスターより、今回はいよいよシーズンとなってきた磯!千葉県鴨川アシカ島での釣行記。弾x4タイプ0を使用されての釣行レポートとなりますので。ロッドのご参考にもなれば…是非ご参照下さい。
釣行日:平成25年11月23日
場所:千葉県鴨川 アシカ島
渡船:- TEL:-
対象魚:メジナ 天候/波/潮:-/-/-
釣果:メジナ足裏サイズ多数
タックル:(ロッド)ゼロサム磯 弾X4 TYPE0 5005
(リール)2500番(ライン)ハイブリット1.75号(ハリス)フロロ1.5号(ハリ)-(ウキ)-(エサ)-
釣行記:こんにちはテスターの白澤です!いよいよメジナ釣りのシーズンになってきました。今シーズンは全体的に水温がやや高めに推移してきましたが、ここにきてようやくメジナが狙える水温になってきました。各所でメジナの好釣果もちらほらと聞かれるようになってきました。私のホームグランドの外房がどんな状況か気になるところです。今回は、弾X4のタイプ0を使用し、フィネスな釣りをしてきました。
南西の風が数日間吹き続けたのでさぞかし水温が低下してるだろうと予想していましたが、それほど下がっておらず、おまけにエサ取りは高水温のチョウチョウやカゴカキ、シマダイにスズメダイなどの比較的足の遅いエサ取りがメインでコマセをまくと水面からびっしりです。その下にメジナが無数に見えますが、あまり上まで喰い上がってこないようで、尻尾も白く見えないので活性はそれほど高くはない様子でした。最初は、コマセで分離しながらじっくり沈めて狙っていましたが、全くエサが返ってこない、どのタナでエサが取られているのか何とも効率の悪い釣りです。
そこで、追い風だったので、軽量のアタリウキを単体で使い、タナは2ヒロとして、完全フカセでエサ取りのタナで勝負することにしました。アジやサバなどの足の速いエサ取りには通用しませんが、これらの足の遅い集団には、メジナの方がエサを喰うスピードが圧倒的に速いので効率も良いです。足下にコマセを入れ、そして仕掛けを投入、ウキの手前にコマセを投入します。この時のコツは、細軸でハリ先の鋭い小バリ(45号)を使用することで自然にエサを同調させることができます。そして着水時には少しサミングしてハリスを伸ばした状態でウキの向こうにエサを落下させることが重要ですね。ウキがなじむと鋭いアタリでピュンとラインが引き込まれます。足裏サイズのメジナは入れ食い状態となりました。
さて、今回使用した弾X4のタイプ0-500を初めて使用した感想ですが、離島や尾長をメインで狙うフィールドで愛用してるタイプとほぼ同じで、ロッド全体に張りがあり、穂先から2番にかけてのバランスは軽量仕掛けを飛ばす、誘う、聴く、感じるの4バランスに優れています。今回は、ロッドのポテンシャルを試すようなメジナがヒットしませんでしたが、ベンディングカーブが実に綺麗でどこまで曲がり込むだろうかと思わせるような、ゼロサム弾から引き継ぐ、粘りのある調子でそれでいてグイグイと魚を引き寄せる感覚は秀逸でした。穂先を除く全身で高密度4軸カーボンで締め上げてるブランクスなのに、硬くなりすぎたり、一部の機能に特化しすぎたりしないで、しっかりとロッドの調子が作り込まれているのは驚きでした。メジナ釣りが好きで好きでたまらない重症アングラーから、これから本格的にメジナ釣りをしようという方まで満足させることができる全体のバランスにはいつも驚いています。
また、あえて号数表示しないで、タイプ0(1号+1.25号)と表記しているのは、ロッドの号数には国家規格も業界規格もありませんが、このロッドは間違いなく、この号数の範囲に入りますという宇崎日新さんの良心の現れですね。確かに使用してみてこのロッドは、これくらいの範囲に入るくらい応用範囲が広く、チヌ竿では心許ない巨チヌから伊豆半島で釣れる最大クラスの45cm級の尾長メジナでもいかんなく使用できるバーサタイル性を持ち合わせていると思います。水温が低下して食いの渋い状況で、じっくりと沈めて良型メジナを仕留めるために、きっと手放せないロッドになりそうです。
さて、今年の関東地方のメジナの状況ですが、黒潮が八丈島のさらに南を流れているため、これから水温が下がり始め、絶好のシーズンへと突入しそうです。南伊豆では24日現在で18℃を切り、いよいよシーズンインしました。
皆さんの今シーズンの好釣果を祈念致します。
テスター しらさわまさき
…ご寄稿ありがとうございます。磯!!いよいよ本格的なシーズンです…皆様も良い釣りを!(開発部 T)