磯釣釣行記「大分県米水津 グレ狙い!大型も出没」
大分県にお住まい、現在は巨チヌの魅力に取り付かれ、55以上をメイン、そして60オーバーから日本記録!を狙い、夢を求めて対馬や宇和島、御荘湾を中心に釣行。他のシーズンも様々に釣りを愉しんでおられ、「黒鯛法師」と言う巨チヌの会を発足、活動されておられる福山智樹様よりレポートを寄せて頂いております。今回はいつもとは違いグレを愉しんであられます!…是非ご参照下さい。
場所:大分県米水津横島3番 渡船/店:千代丸 対象魚:グレ
天候/波/潮/風:曇時々晴れ/1m以下/小潮/北北東
タックル:(ロッド)FREED ISO 1.25号530
(リール)BBXテクニウムMg2500(ライン)東レ ブラックマスターチヌ2号(ハリス)ダイヤフィッシング ジョイナーV2 1.7号(ハリ)がまかつ ネリエチヌ3-4 号(ウキ)釣研 瞬黒0 号(エサ)マキ餌:オキアミ生3kg3角/マルキューグレパワーV9徳用1袋/グレパワーV102袋 サシエサ:ヒロキュー 生イキクンS
【今回は「黒鯛法師」改め「ヤサグレ法師」】
釣行記:こんにちは!大分県の黒鯛法師こと福山です。 8月も最後の最後迄、悪天候に悩まされ、釣り人達にとっては、史上最悪の8月になったのではないでしょうか!
私も釣りに行く回数は制限され、又、行ってもチヌが釣れない日が2度続き、少々落ち込み気味だった所に、釣友の屋根田君、下山君が、「今度は鶴見や米水津の沖磯に行きませんか!」と声が掛りました。確かに、釣行2回で魚らしい魚は釣って無いし、夏の沖磯だと最盛期からすれば、考えられない一級磯に上がれるし、たまにはクロも良しとするか!!と言う事で、米水津の渡船の当番船を調べた所、31日の横島3番が未だ千代丸さんで空いていたので、早速千代丸さんに電話して、予約を入れました。巨チヌ師にとってクロの当番瀬にはそんなに興味は無いのですが、横島3番は有名だと存じてますし、数年前、やはり夏場に午後上がりで2度程行って、横島サイズ(38センチ前後)を数尾釣った事が頭を過ります。まあっ!!今回はクロ釣りでもやってみよう!!巨チヌ狙いは、9月からと言う事で、御荘湾遠征も予定を入れた事ですし、久し振りの沖磯のクロ釣り・・・!!「黒鯛法師」としてでは無く、まぁ何処にでも居る釣り好きの釣行記となります。
前日に配合餌、マルキューのV9お徳用、V10白を2袋、パン粉、それにオキアミ生3角を行きつけの釣具やさんで混ぜて、2回分に分けてもらっておきます。付け餌はヒロキューの生イキ君Mとボイルの小粒を用意。千代丸さんの出船4時と言う事で、私達3人は中津を午前1時に出発。もちろん行きの車中では、眠たいまなこを閉じる事も無く、釣り談議を語りながら目的地の米水津小浦に3時30分に到着しました。4時に荷物を船に乗せて小浦港を出発。横島3番の南東側(2番方向)に船を付けてもらい、荷物を上の方へ上げる。夜釣り用の仕掛けはしてたんですが、以外と北風が強く吹き始めたので、5時30分位の夜明けまで待って、釣りを開始しようと言う事になり東から下山君、私、屋根田くんと釣り座を決め5時30分に竿出しをする。
まだ、薄暗いので、手前にマキ餌をまいても、エサ取りの状況が把握できない中、屋根田くんにファーストヒット!!一発で熨されて痛恨のハリス切れ、手も足も出なかったとの事。そして続け様にもう一発・・・。又しても2号のハリスをいとも簡単に切っていく大物。これが噂の巨大尾長か!それとも謎の巨大魚か!そしてその正体はすぐにハッキリします。
さき程より少し明るくなり、海の状況が解りやすくなった時、手前にマキ餌を投入すると、な、な、なんと60センチ!!!は悠に超えると思われる尾長が海面に浮かぶ餌を取り、嘲笑うかの如く、悠々と海中に消えていく…。私は唖然に捕われながらも偏光グラスを凝らして海中を覗き込むと、60センチクラスの尾長が、数尾乱舞している。私の仕掛けは朝マズメ様として、道糸2号ハリス2号、竿は1.25号。先ず、無理は承知でチャレンジするも、ウキが入り、竿に乗る…そして突っ込まれ…切れる。これを2度、繰り返して、3号に変えて見るが、今度は一切喰わない。尾長にはこの3号ラインが見えるかの如く、唯一人の仕掛けにも当たって来ません。まぁ万が一喰ったとしても、この竿じゃぁ取れないだろうと思いつつも挑戦し続けるか、やはり2号で切られ、3号では喰わないの繰り返し。そうこうしてる内に時間も経ち、すでに8時半!満潮の9時半に近付いている。ここまでまだ、何も釣れて無いので、せめて口太をと思い、仕掛けの変更を余儀無くさせられます。東方面(左隣)で釣っていた下山君が、屋根田君の右に釣座を変えたので、私は左から出てるサラシの先にポイントを作り、数投、先ず一尾目は中々の引き、根に注意しながら取り込んだのは、38センチの口太。それから単発ではあるが、30センチ台を追加。
屋根田君はと言うと、余程悔しかったのか!2号竿とハリス2.5号で頑張っているけど、やっぱりブチ切られてばっかり。先程足元にマキ餌を入れると80センチは悠に超えると思われるカンダイ(コブダイ)が餌を拾ってたので、多分何回かはコイツにやられてるんだろうなぁと思いながらも、私は自分の釣りに集中します。しかし、今日の潮は右へ左へと安定せず、沖の方では全く喰わず、付け餌のエキアミが残ってくる始末。頼みの左のサラシも引き潮と共に小さくなり、アタリの遠のく中、少しずつポイントをずらしながら、30センチ台の口太を追加していきます。2度程、尾長の強烈な引きを味会わせて貰うも、やっぱり歯が立たず、最後に30センチ台の尾長を釣って、この日は足の裏サイズ2尾、30センチ38センチ5尾と少し残念な結果でした。
屋根田君はと言うと最後迄、叶わぬ夢を追い求め成就できず、口太30センチサイズが2尾に留まりまり、その間に赤ブダイ3尾、40センチはあろうかと思われるサンノジ(ニザダイ)、そしてバラシは56回とまぁ何とユニークな釣りだったみたいで有ります。下山君はと言うと、軟竿、細ハリスで挑戦してたみたいですが、これもバラシの連発。口太の足裏30センチ数尾に留まったみたいです。
帰りの車中では、みんなリベンジを口にして、今度は尾長の取れるタックルを用意しようと話をしながら帰路へとつきました。それとっこれは余談ですが、磯では水分も大事ですが、黄色スズメバチが、かなり目の前まで飛んできてたので、ハチにも注意して下さい。
黒鯛法師 ふくやま
…ご寄稿ありがとうございます。見えるが喰わない、掛けても取れない。しかしそれは超大型!の獲物。悔しいですが燃える展開でしたね~…皆様も良い釣りを!!(開発部 T)