2015東北みちのく鮎紀行 vol.1
東北地方を中心に精力的に活動、そして釣行されており、当社フィールドアドバイザー高橋宣之様より鮎釣りと渓流レポートが届いておえいます。
ぜひとも、ご参考ください。
こんにちは、フィールドアドバイザーの高橋宣之です。いよいよ鮎解禁が北関東まで
来ました。東北の解禁まであと1ヶ月、5月に開けた狩野川、興津川を廻って来ました。
今回は関東の河川と北関東の那珂川、久慈川、それに番外編で渓流竿の新製品「渓極技」
を使った渓流大会を紹介します。
静岡狩野川、興津川(5/225/26)
5/23の狩野川解禁にあわせ、4/3に亡くなった師匠山田竹司の墓参りを兼ねて片道
530kmの狩野川へ出掛けたのは5/22、事前の試し釣りでは地元の名手が貧果に終わ
り、前評判が良くなかった今年の狩野川、昼頃到着して昔の釣友、井川弘仁さんの
仏壇へお参りの為一二三荘へ。裏のおとり店には顔なじみの面々がもうご機嫌に出来上がっていた。師匠のお墓に奥様の案内で詣で、戒名を見ると「渓竹釣道居士」。
師匠らしい名前、大平ドライブインが見下ろせる山の斜面ですぐ前には狩野川の名人
山田右さんのお墓があった。聞けば生前に本人の希望で右さんの隣。に墓を移したとの事、これで寂しく無いと一安心!
夜は昔の仲間達が前夜祭と歓迎会を、昔の様に師匠宅の庭でバーベキューを開催してくれ、鮎談義に花が咲き、つくづく釣友は良いものだと実感!!。
翌朝、4時に起床し庭から狩野川を見下ろしたらもう駐車場は満車状態、さすが狩野川、
昨日のうちに駐車場を予約してあったので駐車し、川を見渡せば既に満員!。
焦らずにオトリハットサン天城の竹澤さんと暫し鮎談義!其のうち、釣れないせいか
釣り人が上がってきた。聞けば水温が低く、掛からないとの事、水温が上がり始めた
7時半頃から着替えて入川、鮎は見えるものの中々追わない。
暫くしてやっと当たりがあり、来たのはオトリには程遠いチビ、その後も来る鮎すべてがオトリにならない始末!午後から下流のあさひ橋に移動してやっとオトリサイズが掛かり始めた。同行の友は諦めムードで「今日中に興津へ移動しよう」と着替えて
しまった。2時に納竿してチビばかり17尾、何とも寂しい初釣りになってしまった。
後で聞いたら松ヶ瀬辺りは大きいのが30尾位釣れたとか?今年は上流だったみたい。
使用竿:トップギガV2 8.5m 仕掛け:オーナー完全仕掛けSR46フロロ0.15
ハリ:オーナー楔X 6.5
お問い合わせ:オトリハットサン天城 竹澤剛 090-3158-0423 日釣り券1700円
興津川
狩野川から新東名を走り、途中「駿河湾沼津SS」に立ち寄る。ここは風光明媚なサービスエリアで勧めの「桜エビ釜揚げシラス丼」は絶対の逸品!。
昼兼早い夕食を食べて興津へ移動する。
橋の中間に鮎釣り銅像が立つ山彦橋上流、西里キャンプ場で車中泊、付近を釣る。
こちらもチビだが狩野川より大きく、アタリも分かるので面白く、3日間釣ってやっと今年のアユを楽しんだ。
興津川 宮原オトリ店 054-393-2611 日釣り券1500円
〇栃木那珂川 6/1、6/3
栃木の那珂川、茨城久慈川北関東では思川に続いて早く解禁を迎える河川で6月1日に
開ける。
5月3031日の渓流大会を終え、そのまま栃木那須の友達宅で前夜祭、1日は毎年那珂
川下流烏山の地区へ!ところが水が無くて今年は様子がおかしい? 竿を出すものの期待したほど釣果を得られず同行者は久慈川に行きたがり、移動する。
大子の簗付近を見るがこちらもぱっとしない。それでも竿を出したらぽつぽつ掛かる。
10尾位で納竿し、早目の入浴、観光ヤナ駐車場をお借りして宴会が始まった。
2日はヤナ付近を釣るが、超渇水でポイントが限られ、移動も出来ない状態。
それでも15尾、型は1517cm。今日も早目の納竿で那須の友人宅へ、翌3日は
那珂川上流、黒磯地区を見て廻り、鳥野目公園のプールで竿を出す。プールには鮎が
ウジャウジャ!!。それが又追う。型も1020cm、今シーズン初めての目印がぶっ飛ぶ強烈な当たりに初めて満足!!10時13時30分までで27尾。
友人宅からすぐの距離で、最初からここにすればと反省しきりの釣行でした。
使用竿:トップギガX4 早瀬 天井糸:ハイテク天井糸ネオ0.3、
水中糸:ハイテク141モノ 0.03 ハリ:一角6.5、シフト6.5
〇番外編 鳥海山やわた前の川釣り大会 5/305/31
山形県と秋田県に跨り別名「出羽富士」とも呼ばれる霊峰鳥海山、そこにスキー場建設の
話しが浮かんだのが約20年前のバブル真っ盛りの時期だった。地元も建設容認派と自然保護の反対派に分裂して町が二分していた。横浜から鳥海山の自然に惚れ込み、夏の間毎週の様に通い続けていた医師の福田伴男、眞子夫妻が当時の八幡町町長後藤さんに働き掛け、
実施される様になったのが玉簾の滝で有名な「前の川」という里川での渓流大会でした。
福田先生の働き掛けに賛同した上州屋さん、オーナーバリさん、マルキュウさん、シーガーさんの社長さん達も出席される日本でも珍しい大会、今年で14回を迎える伝統ある渓流大会です。勿論、スキー場建設は頓挫し自然が守られているので、ここ何回か参加しています。今回はゲストとして零釣法創始者の岩手Iさん、テンカラ名人岐阜のAさん、小国川で囮屋を営むSさん、シーガーテスターの美人タレント「あべなぎささん」といった有名人達も参加する豪華大会でした。前夜祭では各社社長さんが参列者と同じテーブルで団欒し、
楽しい一時を過ごしました。
翌日は生憎の雨でしたが、2ヶ月半雨無しの状態でしたので川には恵みの雨。
大会は7時半から10時20分まで、今回は新発売された「ゼロサム渓極技」 硬調
6.2mを使用しました。この竿は磯、ルアー、サーフ等のロッドに採用され、高い評価を
得て来た4軸カーボンをBAT部に採用し、ねじれに強く、形状復元力に優れた竿で今年、
新発売となった鮎竿トップギガX4と共に前評判が良い竿です。
又、タフトップというソリッド穂先が付いているので細糸でも大物に十分対応できる筈です。前の川は里川ですので隠れる場所が少なく細糸で静かに流せば意外と大物がアタリを
くれます。雨で若干濁りも入ってきたので、キジを2つ掛けし岩陰を流したら大物のアタリ!0.25のフロロでしたが、無理なく取り込めました。
計測に行ったら31.5cmの岩魚で尺上!大物賞を頂けました。
この竿は使い勝手も良いので鮎が終わったら又、大物に挑戦してみます。
使用竿:ゼロサム渓極技硬調6.2m 使用糸:ザイトフロロ0.25
ハリ:オーナー山女魚6号 おもり:ガン玉2B
アドバイザー たかはし のぶゆき
…ご寄稿ありがとうございました。いよいよ鮎釣りシーズンですね!
渓流でも見事大物賞ゲットおめでとうございます。
これからの鮎釣りもいいシーズンにしたいですね。
また、レポートお待ちしております。(開発部高木)