釣行記「三宅島、御蔵島遠征釣行! 」
多彩な釣り物を狙い精力的に釣りに行っておられますT&Aの白澤様とT&Aの牧野様が三宅島、御蔵島遠征釣行レポートが届いております。…是非ご参照下さい。
釣行日:2017/4/21~4/23
天 候:晴れ
釣り場:鴨川 アシカ島
対象魚:三宅島、御蔵島
釣果:三宅島 三本岳エビ根の真ん中 尾長グレ35㎝~40㎝ 3枚
大久保港 尾長グレ40㎝~43㎝4枚
御蔵島 平根 尾長グレ47㎝、52.6㎝2枚
クチブトグレ38㎝~46㎝ 32枚
オキナメジナ51㎝1枚
外道にイシダイ、赤ハタ
大久保港黒石向かい カンパチ2㎏1枚
使用ロッド:ZEROSUM 磯 弾 X4 TYPEⅡ 500
釣行記
メジナ釣り師なら誰もが憧れる尾長グレ、利口で気むずかしく、喰わせたとしても想像を遙かにしのぐ引きの強さ、そして釣り上げた時の姿の美しさは別格です。
その尾長グレの聖地ともいうべき伊豆諸島の中でとびきり大きいサイズを狙うなら、三宅島と御蔵島です。満開の桜が葉桜に変わる頃から、渡礁率が上がるため毎年この時期に狙いを定めています。今回はT&A牧野さんを含む3名で釣行してきました。
初日に渡礁したのは、エビ根の真ん中です。ここでは70㎝を超える尾長が過去に釣れた実績があり、三本岳の象徴とも言える名礁です。
しかし、終日強烈な当て潮で沖に投入した仕掛けがあっという間に左右のトンネルへと吸い込まれて釣りが成立しません。ヘチはイズスミとタカベがべったりで、三本サイズにほど遠い尾長グレを3枚釣っただけで終了しました。
午後はのんびりと大久保堤防で夕まずめ狙い、ベタナギで潮も全く動かず、コマセをドカ撒きして、ロッドはZEROSUM 磯 弾 X4 TYPEⅢ 500にハリス、道糸ともに2号で釣りスタート!ピンピンに張ったラインが強烈にスプールを弾きます。締め込みを交わして浮かせに掛かるとやはり尾長グレ。この場所で40㎝クラスの尾長グレを散発でヒットさせ夕方まで遊びました。
翌日は、かねてより予定していた御蔵島へ渡船しました。途中、断崖から落ちる滝の絶景を眺め、
そしてドルフィンが出迎えてくれます。渡礁したのは南に位置する平根です。
ここはゴロタ石の海岸線のすぐ前にある根で足場はすこぶる良く、本命ポイントの陸向きでは底のゴロタが丸見えで水深も5㍍あるかどうかという、尾長グレのポイントとしては成立しないのではないかと思えるような場所です。コマセをまいてもエサ取りすら見えませんが、なんと一投目から40㎝級のクチブトグレ、イズスミ、サンノジが入れ食い状態。さらに45㎝級のイシダイまで釣れ、実に不思議な場所です。
牧野さんは、今ではとんと見かけなくなったオキナメジナ(通称ウシグレ)の巨大なサイズをゲットです。老成魚になるまで生き残っているということは釣り荒れとは無縁なフィールドの証拠です。丁寧にリリースさせて頂きました。
潮が全く動かなく、そしてクチブトグレが釣れ続く状況、しかもあまりの水深のなさから、ここでは「尾長グレの可能性がないのでは?」と脳裏をよぎり、タックルをZEROSUM 磯 弾 X4 TYPEⅡ 500ハリスも2.5号へと変更しました。左から押してくるサラシでできるヨレが足元まで伸びて、竿先になにやらフワリとした感覚、その直後ラインがピーンと張り、合わせると強烈な締め込み、一気に足元から伸びる根の下へと突っ込んでいきます。数回の締め込みを買わして取り込んだのは尾長グレの52.6㎝でした。
細くしたハリスをいたわりながら、根の際での攻防に一歩も引かないバットの強さは実に頼りになります。なにがヒットするかわからない離島の釣りにおいて、水温が低下したり、スレッカラシの尾長に対峙するためワンランク落としたハリスに最高のパフォーマンスを発揮するロッドですね。
最終日は、朝から強い北東風で釣りができる場所を探して島を一周しました。入ったのは、北東風を背にする大久保港の黒石向かいで、ここは足場が高いので安心です。右の堤防から凄い波が打ち寄せサラシが沖に伸びます。牧野さんがヒットさせたのはなんと2㎏級のカンパチでしたが、相手がZEROSUM 磯 弾 X4 TYPEⅢ 500ではあっというまのギブアップです。
実に楽しく、紺碧の海を楽しみ尽くした釣行をすることができました。さて、これからゴールデンウィークに突入しますが、皆さんも海に出かけて下さい。
しらさわ まさき
…ご寄稿ありがとうございます。遠征釣行レポートありがとうございます!
やはり、まだ魚影の濃いところはあるんですね!
また、いい釣果期待しております。
(開発部 高木)