2015東北みちのく鮎紀行 vol.3=会津人の心意気・漁協の粋な計らい・会津大川(阿賀川)=
東北地方を中心に精力的に活動、そして釣行されており、当社フィールドアドバイザー高橋宣之様より会津大川にて鮎釣りレポートが届いております。
ぜひとも、ご参考ください。
使用タックル。竿:トップギガX4早瀬抜
水中糸:フジノ、141ハイテクMONO,0.05
ハリ:オーナー楔x7.0, キメラ7.0、シフト7.0
こんにちわ、フィールドアドバイザーの高橋宣之です。
NHK大河ドラマ「八重の桜」や
白虎隊で知られる福島会津若松。市内を流れる会津大川(阿賀川)はここ数年ぱっとしない噂ばかりで上流の下郷地区にばかり出掛けていたが、今年は東北全体の渇水が功を奏したのか?放流後、大水という出水は殆ど無く、上流にあるダムの底水が出される事無くシーズンを迎えた。放流したのは宮城中新田、「鮎工房」産の鮎1,700kg。同じ鮎を放流した下郷地区は散々たる結果となり、不調だったからダムの底水が如何に影響を及ぼすか!。勿論そればかりでは無く、川鵜対策も会津非出資漁業協同組合(小林稲男組合長)の役員全員が真剣に取り組み、川全体にテグスを張り巡らし解禁後も交代で毎日78人の役員が要所要所で爆竹攻撃!!
被害も最小限に止めたとの事、
近くの猪苗代湖から飛来する大軍との攻防戦には頭の下がる思いがしました。
お蔭で今年は解禁から豊漁で釣り人が大勢来ています。近くの磐梯町で町会議員をしながら鮎釣りが三度の飯より大好きなFさんから「こんな年は滅多にないし、漁協が網解禁を延期する決定をしたので遊びに来て宣伝して!!」との電話、早速お邪魔し漁協事務所にお邪魔すると駐車場にタープを張り、椅子テーブルに朝早くから役員が交代で遊漁券販売とオトリ販売。網解禁延期の真相を伺うと「近年にないくらい鮎が順調に生育したので釣り人に今まで良い思いをさせていなかったので、今年位は楽しんでもらいたい」と臨時理事会で決定したと自慢げでした。
8/1の解禁が8/11までとなり、尚且つその後も高田橋から本郷大橋上一ノ堰公園までの間は友釣り専用区で楽しむ事が出来るとの事!其の地区が一番魚影が濃いので大いに楽しんで下さい。 と胸を張っておられた。
早速本郷鉄橋下流の大トロへ、着替えをしてる間にも鮎の姿が確認できトロ場へ、泳がすスピードをコントロールしながらタッチアンドゴーのリズムで誘うと目印がぶっ飛んだ!
デカい!!慎重に寄せて取り込むと23cmクラスがタモに収まった。
竿をトップギガX4早瀬から早瀬抜きに替え、抜くことにした。放流物だから殆どがこの大きさ、中には25cmクラスも交じる。溜めて抜くと早瀬抜きは楽勝で飛んでくる。
水中糸を141ハイテクMONO,0.05にしたので切れなかったが1.2のハリスが3度程
飛んだ。それも音も無く!。瀬頭に陣取ったFさん、最初は感触がなくのんびり構えていたが午後3時を過ぎた頃から怒涛の快進撃!!、5時の納竿まで何と34尾、時速17尾の入れ掛かり。聞けばこの河川の今年の特徴で3時過ぎから何処でも掛かり出すからそれまでは場所確保でいいのだ!それだったら早く教えてよ!!!
それでも41尾。組合長も自らタイツを履き竿を携えて2度も来てくれました。
日帰りの予定だったが本郷大橋上流にある「湯陶里」という温泉に浸りゆっくりしそこの近くにある駐車場に一泊、翌日も楽しい一日を過ごせました。今シーズン又お邪魔したい所です。
アドバイザー たかはし のぶゆき
…寄稿ありがとうございました。
やはり大きい鮎が入れ掛かりはいいですね。
また、レポートお待ちしております。(開発部高木)