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釣行記「大阪遠征 南港セル石での落とし込み」

2016/07/13 カテゴリ: 釣行記

身近な波止釣りを目一杯楽しまれる名人。テスター中村輝夫氏が今回は愛知県から大阪南港へ遠征落とし込み!のレポートが届いております。是非ご参照下さい。

釣行日:2016年6月25日

釣場:大阪南港 セル石

対象魚:チヌ、キビレなど

タックル:プロスペッククロダイUG450

今年の2月のフィッシングショー大阪に日新のブースに親友が訪れ、大阪遠征を企画してチヌと遊ぼうと約束したので、日間賀島波止釣友会メンバー11名を連れて大阪丸高渡船駐車場で待ち合わせた。

6月25日、午前1時30分、待ち合わせ場所に集まった釣友会メンバー11名が集合し、2台の車に乗り込み大阪に向けて出発。

私と言う雨男がいる為か当日の天候は『超・超悪天候』自然には勝てません。だが、大阪と言えばチヌの宝庫!まっ!釣れるでしょう??と車の中では、落とし込みで狙うチヌの話で盛り上がっていた事は言うまでもありません。

休憩を含め大阪南港丸高渡船駐車場に到着したのは午前5時過ぎ。駐車場で待っていた本日お世話になる勇君にメンバーの紹介をした後渡船場で受付を済ませた頃は、あれだけ降っていた雨も小雨になっていたのですが、現地大阪は波浪警報が出ていたため、名古屋から来ていただいたのに残念ですねと船長の話。

メンバー全員とても楽しみにしていた「新波止」にはどうやら上がれないようなのです。残念ですが今回は諦めるしかないようです。

宇部波止にするかセル石か、どちらかを選択しなければならないようなので、ここは百戦錬磨の勇君に決めてもらう事でみな納得。

その結果宇部波止はタコ狙いの釣り人が多いようなのでセル石で竿を出す事にして、午前6時の船に大勢の釣り師を乗せ出船しました。

25分程の航程でやっとセル石に到着、私以外大阪での釣りは初めてなので、気合がいつもより強く感じましたね。セル石に到着するいなやタックル準備に取り掛かっていました。

愛知の落とし込みスタイルでスタートですが、勇君と私は、大阪ではやっているヘチ釣りスタイルで大阪のチヌに挑戦です。

そういう私はヘチ釣り初体験。ヘチ竿2.7mにヘチ専用リールをセットして戸惑いながら教わった通りにやってはいるものの、イマイチピント来ないのですね、何度か落としていると、カラス貝はしっかり潰されているのです。

未だアタリがとれないのですが、チヌはすぐそこにいるはず。必ず釣り上げると心で決めた時、「来たよ」との声が、振り返ると勇君のヘチ竿が弧を描いていましたね。

やり取りを見るのも勉強と思いしっかりと見学させてもらいました。そして差し出したタモ網には35のクロダイが納まったのです。

ジアイに入ったのかすぐに2枚目がヒット、さすがにうまい。負けじといろいろ手を尽くしたのですが、私にはヘチ釣りの才能がなさそうなので、目印使用の落とし込み釣りにスイッチ。エサのカラス貝を付け、セル石の壁に沿うように落として行くと、いい流れにうまいこと乗せると後は潮の流れに押され、オーバーハング奥に仕掛けが吸い込まれて行く。

釣れそうな雰囲気の中、沈んで行く目印を見つめていると、ふと止まったかのような感覚を受けたので、ここは竿で聞いてみると、竿先に確かな重みが加わったので、鋭いアワセを入れると案の定これがアタリだったのです、グイグイと引き込みが竿に伝わって来た。ラインは出さないで、あご下で掛けたのでまずはチヌを引きずり出す事に。付着物にこすれただけでラインブレイクとなるだけにここは、慎重かつ強引に巻き取る事にしたのですが、運が良ければ取れるはず、無けばバラシ、当然運のない私目、あご下に接触したのだろう、痛恨のハリス切れでのバラシとなってしまった。

情けない初獲物をバラシてしまったのだ。

小雨が降り続く中、気分も滅入っているときのバラシは精神的に辛いもの。どんどんアタリが出れば気持ちも落ち着くが、3時間で1回しか無いのはいただけない。

ここは一端荷物置き場に戻り休憩する事にした。すると先に戻っていたメンバーの鈴木君はこの時点で4枚ゲットしていた。その中には50オーバーが顔を見せていた。

これで奮起一転、メンバー一同、気合が入り、再度落とし込みに精を出した。その20分後、私の目印が走った。その動きを見た瞬間、アワセを入れていました。すぐさまパワフルな突っ込みで竿が弧を描いています。今度はばらさないぞと沖側に誘導しセル石から離し一安心

パワーが強いので良型チヌとニンマリしていたのですが、浮いた瞬間 あれ!キビレ。そして勇君が差し出してくれたタモ網に納まったのは37。

同じキビレでも私の上を行ったのはメンバーの清水君のキビレ45。うん!お見事。

お昼過ぎまでに何とかアタリが出ていたようでサイズと数は別にして、みな大阪のチヌをしっかり掛けて取り込んでいたのでまずは一安心。

休憩後、下げ潮がきつくなった途端。なぜか川の水がどっと流れてきて水潮状態の濁り。釣り辛いのとアタリも出なくなり仕方なく納竿としました。

驚く事にストリンガーに掛けていたチヌを上げると、参りました全滅となっていたのです。もっと早くリリースすればよかったと反省。

今日は、強風さえ無ければ新波止に渡れたはず、心残りはあるものの、勇君と1日楽しい釣りが出来たので良しとしましょう。

次回リベンジと言う事で、メンバーと休みを合わせて再開する事を約束して大阪を後にしたのでした。

T&A なかむら てるお

…ご寄稿ありがとうございます。せっかくの遠征で生憎の天気で残念でしたね。

またのリベンジ期待していますね!

(開発部 高木)