釣行記「南知多町釣り桟橋で落とし込み!」
身近な波止釣りを目一杯楽しまれる名人。テスター中村輝夫氏が今回は南知多町釣り桟橋で落とし込み!のレポートが届いております。是非ご参照下さい。
釣行日:2016年8月30日
釣場:南知多町豊浜新堤の釣り桟橋
対象魚:チヌ
タックル:プロスペッククロダイUG450
釣行記
8月も終盤、台風9号が東海地方に接近中。こんな情報が飛び込んできている。と、言う事はクロダイが釣れる実績のあるポイントに入れるチャンス到来だ。要するに悪条件だと釣り人が減るので各堤防はガラガラになる事を皮算用してみた。
今年はなぜかチヌが釣れない知多半島。夏休みシーズンに入ってやっと落とし込みに集中できるのでは、と内心喜んで釣行してみた。
当日の潮は中潮3日目、満潮8時17分。最高の時間帯に満潮を迎える南知多の海。こうなれば1発大物釣行と言う事で、南知多町豊浜新堤「釣り桟橋」に標準を合わせた。
さすがの豊浜釣り桟橋も台風が接近では釣りはしていないだろうと思い駐車場に到着したものの、同じ考えの人が多いという事なのでしょう。釣り人はいましたね。
さすがに「釣り桟橋」南知多の中でもすごい人気のある釣り場だけに今日の様な悪天候でも釣りキチはいましたが、竿が出せない程ではないので、タックルの準備をして始めましょう。竿はNISSINのプロスペッククロダイG4.5mを使用します。
まだまだサビキ釣りでにぎわっている隙間に入り橋脚狙いで竿を出し目印に集中してチヌを狙う落とし込み釣りがスタート。
満潮間際、潮の流れを見極めライン操作しながら橋脚からエサが外れない様に落として行く。この繰り返しだが、中々そのチヌが居ないのかアタリが出ない。
自作目印は3m(中層)までを狙う一般的な落とし込み釣りに専念する。また、釣り人の入っていない橋脚は、まずは右側から攻める。アタリが無ければゆっくり仕掛けを上げて次に左側に落としてみる。このままアタリが無ければ次の橋脚に移動。まだ潮は満ちてきているので外側の方が良いように思えるが簡単にはいかない釣りである。
そうこうしていると満潮も過ぎ下げ潮にいつか突入していたが、集中していたせいか、まったく気付かないまま時間が過ぎて行った。
下げ3分程度まで潮が下がるとまず釣れないポイントなだけに竿を出せるのも後少しだ。
時間も無いので再度橋脚に落とし込み、ここから底までエサを送り込む、そしてアタリを待っていると一瞬竿先がピクリとしたように見えたのでゆっくり竿先で聞いてみると、何やら竿先に重みを感じた。ただの根掛りという事もあるが、ここは根掛りでもいいや!との判断で一気にアワセを入れると、次の瞬間いきなりリールからラインが飛び出た。何かがヒットしたことは言うまでも無いが、今までにない力強いパワーで竿が曲がる。掛けた場所に数人の釣り人が居るので、バラさないよう気を使いながら集中。竿を立てなくてはならないが先手を取られているためラインを止める事で必至だ。格闘する事23分。やっと目印が見えて来た。後少しだと言い聞かせ、慎重に浮かせる。当然私の後ろには大勢のギャラリーが見守ってくれている。その中のギャラリーの一人がデカッ!と言っているが私にはその姿がまだ見えていない。そしてとうとうその瞬間に出会えた。浮かせたクロダイは久しぶりとしか言いようのない良型だ。
差し出したタモ網に何とか入れ、計ると55.5cmと釣り桟橋でもあまり釣れないサイズをゲットしてしまった。この1尾で大満足として、これで納竿とした。
本日は、天候に恵まれ、満潮が早く、釣り人が集まるまでに勝負が出来たので立派なサイズのクロダイのお土産が出来たと思う。
こんな事はめったに出来ないと思うが、同じ条件の時再度豊浜新堤釣り桟橋橋脚釣りに出向きたいポイントだ。
T&A なかむら てるお
…ご寄稿ありがとうございます。一瞬の時合いを見逃さず、55.5は見事ですね!
次回はこれを超える大物を狙ってくださいね!
(開発部 高木)